◎亡くなった保安官は勤務歴24年のベテラン。12日早朝、ガソリンスタンドで容疑者が女性に暴力をふるっているのを目撃し、助けようとした。
米フロリダ州ジャクソンビルのガソリンスタンドで非番の保安官を射殺したとされる男が逮捕された。同州警察が13日、明らかにした。
それによると、逮捕されたのはデマウレア・グラント（Demaurea Grant）容疑者29歳。ノースカロライナ州で身柄を確保された。
ジャクソンビル郡保安官事務所は記者会見で、「関係機関ならびにノースカロライナ州警察による迅速な逮捕に感謝している」と表明した。
それによると、亡くなった保安官は勤務歴24年のベテラン。12日早朝、ガソリンスタンドで容疑者が女性に暴力をふるっているのを目撃し、助けようとしたという。
保安官は勤務を終えたばかりだった。
ジャクソンビル郡保安官事務所は声明で、「容疑者は女性を助けようとした保安官の命を無分別に奪った」と述べた。
ABCニュースは目撃者の話しとして、「黒のセダンに乗った男が助手席から身を乗り出し、男性に向かって発砲した」と伝えている。何回発砲したかは明らかになっていない。
ジャクソンビル郡保安官事務所はその日のうちに車を特定し、容疑者を全国指名手配。近隣州に銃器を所持している可能性があると通知した。
その後、容疑者は殺人、銃器所持、銃器による過重暴行などの疑いで逮捕された。警察によると、容疑者には逮捕歴があり、銃器の所持を禁じられていたという。
