▽テイトはルーマニアで起訴され、裁判を待つ間、出国を禁じられていたが、裁判所は紆余曲折の末、出国を認めた。
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米フロリダ州の司法省は4日、先週入国した物議を醸すSNSインフルエンサー、アンドリュー・テイト(Andrew Tate)の犯罪捜査を開始したと明らかにした。
司法長官事務所はソーシャルメディアへの声明で、「テイト兄弟について予備的な調査を行うため、法執行機関と協力するよう関係当局に指示した」と述べた。
また同事務所は「証拠を検証した結果、州検察局にテイト兄弟に関連する犯罪捜査において、捜索令状を執行し、召喚状を発行するよう指示した」と明らかにした。
テイトはルーマニアで起訴され、裁判を待つ間、出国を禁じられていたが、裁判所は紆余曲折の末、出国を認めた。
約1000万人のX(旧ツイッター)フォロワーを持つテイトとその弟、および身元不明の女性2人は22年末、組織犯罪と人身売買に関与した疑いで逮捕。23年6月に強姦、人身売買、犯罪組織を結成した罪で起訴された。
テイトは容疑を丸ごと否認し、ルーマニア地検を「政府の命を受けた暗殺集団」と呼んでいる。
元キックボクサーで白人至上主義者のテイトは複数の裁判を待っている状態。EU域外への渡航を禁じられていたが、先週フロリダ州に上陸した。
上陸後、フロリダ州のデサンティス(Ron DeSantis)州知事は記者団に対し、「兄弟がフロリダ州で歓迎されることはない」と述べ、州司法長官に彼らの犯罪容疑について管轄権があるかどうかを調査させると説明していた。
テイトは3日のポッドキャストで、「デサンティス知事はメディアの圧力に屈した」と語った。
またテイトは「自分は米国のパスポートを持っており、母国を訪問する権利がある」と強調。「法律を破ったことはなく、犯罪で有罪判決を受けたことはおろか、裁判にかけられたことすらない」と主張した。
兄弟はルーマニアの2つの事件で人身売買と、女性を性的搾取する目的で組織犯罪グループを結成した罪に問われている。
さらにテイトは強姦罪でも起訴され、マネーロンダリング(資金洗浄)容疑でも捜査を受けている。
ルーマニア・ブカレストの裁判所は24年12月、テイトに対する1件の訴状を検察に差し戻し、その後出国禁止令を破棄した。
しかし、兄弟に対する別の告発は引き続き有効であり、出廷を命じられた場合は応じる必要がある。検察は命令に従わなかった場合、厳しい現実に直面することになると警告している。
ルーマニアのメディアは兄弟が昨年、トランプ陣営の当局者に出国禁止令を解除するよう働きかけてほしいとロビー活動を行っていたと報じている。
トランプ(Donald Trump)大統領はこの報道について記者から質問を受けた際、「彼のことを知らないし、興味がない」と答えた。