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米カリフォルニア花火倉庫爆発事故、殺人罪で5人起訴


事故は25年7月1日の夕方に発生し、火災に引き続いて複数の爆発が連鎖的に起きた。
2025年7月1日/米カリフォルニア州ヨロ郡、花火保管庫が爆発する様子(AP通信)

カリフォルニア州ヨロ郡の花火製造・保管施設で2025年7月に発生した爆発について、地元当局は10日、関係者5人が殺人罪で起訴されたと明らかにした。爆発は25年7月1日、ヨロ郡エスパート郊外の施設で発生し、7人が死亡、2人が負傷する惨事となった。

起訴は大陪審の判断に基づくもので、当局は違法に大量の花火を保管していたことが事故の原因とみている。検察によると、倉庫には45万キログラムを超える花火が保管され、法令で許可された量を大きく上回っていた。

主犯格とされるのは倉庫の所有者で当時ヨロ郡保安官事務所に勤務していたサミュエル・マチャド(Samuel Machado)被告である。検察は被告が自身の立場を利用して違法な花火保管事業への監視を逃れ、事業拡大を助長したと指摘している。実際、この施設では保管用コンテナが2015年の13基から、爆発前年には50基にまで増加していたという。

共犯として起訴されたのは花火会社の経営者や運営責任者らで、いずれも倉庫での保管や販売に関与していたとされる。5人はいずれも第2級殺人罪に問われており、さらに別の関係者を含め計8人が共謀や違法爆発物所持、保険詐欺、危険行為など計30件の罪で訴追された。

事故は25年7月1日の夕方に発生し、火災に引き続いて複数の爆発が連鎖的に起きた。最終的な大爆発では倉庫が大破し、周辺の住宅にも被害が及んだほか、火災も32ヘクタールに拡大した。爆発は地震のような揺れを伴い、住民が「空爆のようだった」と証言するほどの規模だった。

この爆発により、独立記念日を目前に控えた地域の花火大会は中止に追い込まれ、周辺住民の生活にも大きな影響が出た。犠牲者には作業員らが含まれ、若年層も多く、地域社会に深い衝撃を与えた。

検察は「本件は単なる花火事故ではない」と強調し、扱われていた物品は通常の花火の範囲を超える高い爆発性を持っていたと指摘する。今後、被告らはヨロ郡で罪状認否に臨む予定、違法な爆発物管理の責任が厳しく問われる見通しである。

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