◎この工場では電線などを粉砕し、バイオ燃料として使用できるチップに加工していた。
米ウィスコンシン州西部のリサイクル工場で火災が発生し、20時間以上に及ぶ消火活動の末、鎮火した。
火事は1日の午前1時30分頃、同州ラクロス郡郊外の工場で発生。この工場では電線などを粉砕し、バイオ燃料として使用できるチップに加工していた。
現地メディアによると、火災の炎と煙は数キロ先でも確認できたという。
ラクロス郡の消防局は声明で、「フットボール場4面分の結束バンドと高さ約10メートルのチップの山が燃えた」と明らかにした。ケガをした人はいなかった。
複数の消防署が消火活動にあたり、1日の午後11時頃にようやく鎮火した。
消防によると、屋内退避を余儀なくされた住民はいなかったという。現場周辺は風がほとんどなかったものの、鎮火後、北風が強まり、煙がうまく分散した。
出火原因は明らかになっておらず、消防と警察が調べている。