米ミシガン大学のフットボールコーチ起訴、ストーカー行為
被告は12月10日、関係にあった女性のアパートに侵入した疑いで逮捕された。
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米ミシガン大学フットボールチームのヘッドコーチであるシェローン・ムーア(Sherrone Moore、39歳)が住居侵入とストーキングなど複数の罪で起訴された。現地メディアが13日に報じた。
それによると、被告は12月10日、関係にあった女性のアパートに侵入した疑いで逮捕されたという。ミシガン大学は「スタッフ職員との不適切な関係」を理由に被告を解雇した。
被告は元交際相手である女性の住居に侵入し、ストーキング行為や不法侵入などの罪に問われている。さらに「侵入先で自らの生命を絶つ」と脅し、キッチンにあったナイフやはさみを手に取って自傷をほのめかしたとされる。
検察は被告が「自分の命はお前の手にかかっている」などの恐怖を与える言動を行ったと主張。女性は「テロのような行為だった」と説明しているという。
被告は12日に出廷、起訴内容を告げられた。裁判では弁護側が被告に前科がなく、公共や被害者に対する危険性はないとの見解を示した。判事は保釈金を2万5000ドルに設定し、GPS監視装置の装着、ミシガン州外への移動禁止、被害者との接触禁止、薬物やアルコールの摂取禁止などの条件を付けて被告を保釈した。次の裁判は2026年1月22日に予定されている。
検察は被告が女性に対して数か月にわたって執拗な連絡を続けていたと主張しており、女性が反応しない中で関係が終わった後も複数回、電話やメッセージを送っていたとされる。女性は大学に相談し、内部調査が進められていた。
ミシガン大学の広報担当は声明で、「ムーアの行為は大学ポリシーに違反しており、容認できないものである」とコメントした。また大学は学生と保護者に対し、こうした行為に対して厳正に対処する姿勢を示した。
