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銃乱射事件が発生したと「虚偽情報」、政府職員拘束 米ニュージャージー州

当局によると、基地内で発砲はなく、ケガをした人もいなかったという。
米ニュージャーシー州のマクガイア・ディックス・レイクハースト統合基地(AP通信)

ニュージャーシー州のマクガイア・ディックス・レイクハースト統合基地で銃乱射事件が発生したと虚偽の情報を流したとして、連邦政府職員が拘束された。地元当局が9月30日、明らかにした。

それによると、この職員が虚偽情報を流した結果、統合基地は一時封鎖されたという。

それ以上の詳細は明らかになっておらず、容疑者の身元も不明である。

封鎖は30日の正午前に解除された。当局によると、基地内で発砲はなく、ケガをした人もいなかったという。

基地はフェイスブックページに声明を投稿。全職員にその場に待機するよう要請したと述べたが、脅威の詳細には言及しなかった。

マクガイア・ディックス・レイクハースト統合基地はニュージャージー州に位置する軍事基地である。2009年に米軍の基地再編により、マクガイア空軍基地、フォート・ディックス(陸軍基地)、レイクハースト海軍航空施設の三つの基地が統合されて発足した。空軍、陸軍、海軍に加え、海兵隊および沿岸警備隊も活動している統合軍事施設であり、東海岸における重要な兵站・訓練拠点の一つである。

マクガイア空軍基地は空輸任務を担い、C-17やKC-10などの輸送・給油機が配備されている。フォート・ディックスは主に陸軍予備役部隊の訓練施設として使用され、レイクハーストは航空機整備や試験の機能を持つ。広大な敷地を有し、複数の軍種が共同で活動することで、作戦の即応性と統合運用能力を高めている。

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