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TikTok動画で爆破・殺害予告、アフガン国籍の男逮捕 米司法省

被告は多数のソーシャルメディア、ティックトック(TikTok)を含むプラットフォームにおいて、爆弾の製造や自爆攻撃、米国民殺害を示唆する動画を投稿したという。
パトライトと規制線(Getty Images)

テキサス州でソーシャルメディア動画を通じて爆破および殺害予告を行ったとして、アフガニスタン国籍の男が逮捕・起訴された。司法省が2日、明らかにした。

それによると、被告は多数のソーシャルメディア、ティックトック(TikTok)を含むプラットフォームにおいて、爆弾の製造や自爆攻撃、米国民殺害を示唆する動画を投稿したという。

この動画は11月23日に録画されたビデオ通話の場面を含み、その中で被告は爆弾を仕掛ける用意があると述べ、「アメリカ人を殺す、自分は国外退去や殺害を恐れない」とも語っていた。

さらに、被告はタリバンへの共感を示し、「米国へ来た目的は市民を殺すためだ」と発言した。

この動画をきっかけに、テキサス州警察が連邦捜査局(FBI)へ通報。FBIは顔認識技術を用いて被告を特定し、11月25日に逮捕した。

逮捕当時、被告は自身のティックトックアプリをスマートフォンから削除したと供述したという。

被告はテキサス州法によるテロ的脅迫罪に加え、州外通信を通じた脅迫の罪など、複数の罪に問われている。

被告は2021年のアフガン撤退後に設けられた再定住プログラムを通じて米国に入国した。司法省は同プログラムによる入国者の安全保障上のリスクを強調し、「公衆の安全を守るため当局は断固たる対応をとる」と宣言した。

FBIや関係機関はソーシャルメディア上での暴力・脅迫発言を重大な脅威と位置づけており、通報があれば速やかに捜査・逮捕を行うと声明を出している。今回の摘発は投稿からわずか数日で行われた。

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