米ニューヨーク市の抗議デモ会場で不審物、6人逮捕、FBIが捜査中
事件が起きたのは、マンハッタンのアッパー・イーストサイドにある市長公邸付近。
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米ニューヨーク市で7日、市長公邸前で行われた抗議デモの最中に不審な装置が投げ込まれる騒ぎがあり、連邦捜査局(FBI)のテロ対策部隊が捜査に乗り出した。警察によると、8日までに計6人が逮捕されたという。
事件が起きたのは、マンハッタンのアッパー・イーストサイドにある市長公邸付近。現場では極右活動家に関連する反イスラムを掲げた集会と、それに抗議するデモが同時に行われ、双方の参加者が集まっていた。警察によると、反イスラム集会には約20人、それに対抗するデモには約120人が参加していた。
緊張が高まる中、反イスラム側の参加者が対抗デモの参加者に向けて催涙スプレーを使用し、警察に逮捕された。その後、18歳の対抗デモ参加者が火を付けた装置を投げたとされる。装置は火花と煙を出しながら宙を舞い、警察のバリケード付近に落ちたが、そのまま消え、爆発などは起きなかったという。ケガ人も報告されていない。
警察によると、現場では同様の不審物が2つ回収された。装置は黒いテープで巻かれた瓶状の容器にナットやボルト、ねじなどが入れられ、導火線のようなものが付いていたとされる。爆発物処理班が調査しているが、煙を出す装置だったのか、即席爆発装置(IED)として機能するものだったのか、あるいは偽物だったのかは現時点で不明だという。
ニューヨーク市警は現場を一時封鎖し、群衆を後退させて対応した。FBIニューヨーク支局は声明で、合同テロ対策タスクフォース(JTTF)が市警とともに事件を調査していると発表した。
事件発生時、マムダニ(Zohran Mamdani)市長と妻は公邸内にいたが、被害はなかったと市側は説明している。警察は装置の構造や意図、関係者の役割などについて詳しく調べており、事件の背景や動機の解明を進めている。
今回の騒動は政治的・宗教的対立を背景にしたデモの衝突の中で発生した。当局は公共の安全に対する潜在的な脅威として慎重に捜査を続けている。
