「娘が誘拐された」と虚偽報告、殺人の疑いで父親逮捕 米ニューヨーク州

父親は警察に「娘が誘拐された」と虚偽の報告をし、遺体を池に遺棄したとされる。
2025年7月20日/米ニューヨーク州、父親に殺害されたとみられる9歳少女(ABCニュース)

ニューヨーク州北部で9歳の娘を殺害したとして、父親が逮捕された。警察が21日、明らかにした。

それによると、父親は警察に「娘が誘拐された」と虚偽の報告をし、遺体を池に遺棄したとされる。

州警察は20日、この少女が誘拐されたとして、アンバーアラートを発令した。

アンバーアラートは児童誘拐事件や行方不明事件が発生した際、テレビ、ラジオ、携帯電話などを通じて発令される緊急警報である。

少女の遺体は20日、ニューヨーク州タイコンデロガの人里離れた池で発見された。

捜査当局は父親のルチアーノ・フラットリン(Luciano Frattolin)を殺人の疑いなどで逮捕した。

州警察の殺人課は記者会見で、「容疑者はカナダ・モントリオール在住で、米国への休暇旅行中に娘を殺害し、その遺体を遺棄し、娘が誘拐されたと虚偽の報告をした」と語った。

それによると、親子は7月11日に入国したという。

フラットリンは第2級殺人および死体隠匿の容疑で起訴され、21日遅くに連邦裁判所に出廷する予定である。

フラットリンの誘拐報告を受けて、州警察は20日早朝にアンバーアラートを発令。大規模な捜索が展開され、州警察の航空部隊、州公園局のレンジャー、複数の保安官事務所、州環境保全局などが参加した。

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