「娘が誘拐された」と虚偽報告、殺人の疑いで父親逮捕 米ニューヨーク州
父親は警察に「娘が誘拐された」と虚偽の報告をし、遺体を池に遺棄したとされる。
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米ニューヨーク州北部で9歳の娘を殺害したとして、父親が逮捕された。警察が21日、明らかにした。
それによると、父親は警察に「娘が誘拐された」と虚偽の報告をし、遺体を池に遺棄したとされる。
州警察は20日、この少女が誘拐されたとして、アンバーアラートを発令した。
アンバーアラートは児童誘拐事件や行方不明事件が発生した際、テレビ、ラジオ、携帯電話などを通じて発令される緊急警報である。
少女の遺体は20日、ニューヨーク州タイコンデロガの人里離れた池で発見された。
捜査当局は父親のルチアーノ・フラットリン(Luciano Frattolin)を殺人の疑いなどで逮捕した。
州警察の殺人課は記者会見で、「容疑者はカナダ・モントリオール在住で、米国への休暇旅行中に娘を殺害し、その遺体を遺棄し、娘が誘拐されたと虚偽の報告をした」と語った。
それによると、親子は7月11日に入国したという。
フラットリンは第2級殺人および死体隠匿の容疑で起訴され、21日遅くに連邦裁判所に出廷する予定である。
フラットリンの誘拐報告を受けて、州警察は20日早朝にアンバーアラートを発令。大規模な捜索が展開され、州警察の航空部隊、州公園局のレンジャー、複数の保安官事務所、州環境保全局などが参加した。