▽ノボア氏は数週間前にワシントンDCを訪問した際、トランプ氏に近い共和党議員に米軍基地の建設に関心があることを伝えたという。
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南米エクアドルのノボア(Daniel Noboa)大統領がトランプ(Donald Trump)米大統領の腹心に対し、同国に米軍基地を建設することに関心があると伝えた。ロイター通信が15日に報じた。
それによると、ノボア氏は数週間前にワシントンDCを訪問した際、トランプ氏に近い共和党議員に米軍基地の建設に関心があることを伝えたという。
ノボア氏は以前から米軍の駐留を認める用意があると表明していた。
ノボア氏は4月13日の大統領選決選投票で左派のゴンザレス(Luisa Gonzalez)氏の挑戦を受ける予定だ。
エクアドルでは数年前からギャング間抗争が激化。港湾都市グアヤキルでは24年1月、世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルと同盟関係にある麻薬組織ロス・チョネロスのリーダー「マシアス(Adolfo Macías)」が刑務所から脱獄した。
ノボア氏はこの脱獄を受け、国家非常事態を宣言。陸軍と警察にマシアスを確保するよう命じたが、逮捕には至っていない。
ノボア氏はギャング関連の犯罪を抑制するために、米国との関係強化を模索しているようだ。
ノボア氏は12日、著名なトランプ派であり、物議を醸している米民間軍事会社ブラックウォーターとの戦略的提携を発表した。
エクアドル議会は左派のコレア(Rafael Correa)元大統領の支持を受けて2008年に制定された外国軍基地の設置を禁じる法律の見直しを進めている。