酒に酔ったアライグマ、酒屋のトイレで気絶、検挙 米バージニア州

事件は11月29日に発生。酒屋に侵入したアライグマが棚を荒らして酒瓶を次々と割り、アルコールを飲みあさり、トイレで寝込んでいるのが発見された。

米バージニア州アッシュランドの酒屋が荒らされ、アライグマが検挙された。現地メディアが3日に報じた。

それによると、事件は11月29日に発生。酒屋に侵入したアライグマが棚を荒らして酒瓶を次々と割り、アルコールを飲みあさり、トイレで寝込んでいるのが発見された。

従業員が朝出勤すると、割れたウイスキーなどの酒瓶を確認。さらに天井の一部が壊れていた。警察による調査の結果、アライグマは天井のタイルから店内に侵入したとみられる。

その後、動物管理担当の職員が現場に駆けつけ、トイレの床に倒れていたアライグマを発見。アライグマは酩酊状態で、外傷など身体的な損傷は見られず、検挙後、シェルターへ搬送されて数時間睡眠を取ったのち、正常な状態に戻ったとして“おそらく二日酔いや過ちを悔いた夜”を経て野生に戻された。アライグマの検挙を目撃した従業員は「せめて酒に手を出す前に侵入をやめてほしい」と冗談めかして語っている。

この事件はSNSや各ニュースサイトで「酒に酔った“泥棒”」「酒屋を荒らしたアライグマ」というユーモラスな表現とともに報じられ、ネット上で注目を集めた。人々は「アライグマも酔うんだ」「泥棒を捕まえるとは動物管理も大変だ」とツッコミを入れつつ、その珍事に笑いを交えて反応している。