▽事故は17日の午後2時15分頃に発生。乗客76人と乗組員4人を乗せた米ミネアポリス発の4819便が着陸後に横転し、上下逆さまになった。
カナダのトロント・ピアソン国際空港で米デルタ航空の旅客機が着陸後にひっくり返った事故について、捜査当局は18日、旅客機が横転した瞬間をとらえた映像を公開した。
事故は17日の午後2時15分頃に発生。乗客76人と乗組員4人を乗せた米ミネアポリス発の4819便が着陸後に横転し、上下逆さまになった。機種は三菱CRJ-900LR。
この映像は捜査当局に提供され、事故原因の究明に活用されるという。
旅客機は着陸直後に炎を噴き上げ、バウンドし、横転。数十メートル進んだ後、逆さま状態で停止した。
消防当局によると、少なくとも21人が病院に搬送され、18日時点で19人が退院したという。
カナダ運輸安全委員会が事故原因を調査中。米連邦航空局（FAA）と国家運輸安全委員会（NTSB）もトロントに調査官を派遣している。
気象庁によると、ピアソン空港は当時、吹雪に見舞われ、15～20メートルの風が吹いていた。滑走路には雪が積もり、気温はマイナス8.6度であった。
