チャーリー・カーク暗殺事件、DNA証拠が容疑者と一致、米FBI長官が発表
カーク氏は10日、西部ユタ州の大学で開かれていたイベントで銃撃され死亡。捜査当局は2日後、タイラー・ロビンソン(21歳)容疑者を逮捕した。
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米国の著名な保守系活動家であるチャーリー・カーク(Charlie Kirk)氏が殺害された事件について、連邦捜査局(FBI)のパテル(Kash Patel)長官は15日、現場付近で発見されたライフル銃に巻き付けられたタオルから検出されたDNAが容疑者のDNAと一致したと明らかにした。
カーク氏は10日、西部ユタ州の大学で開かれていたイベントで銃撃され死亡。捜査当局は2日後、タイラー・ロビンソン(Tyler Robinson、21歳)容疑者を逮捕した。
パテル氏はフォックス・ニュースのインタビューで、「捜査当局は現場付近で押収したライフルに巻き付けられていたタオルのDNAと容疑者のDNAが一致したことを確認した」と語った。
またパテル氏は「容疑者がカーク氏を狙撃した屋上で見つかったドライバーから検出されたDNAも容疑者のものであった」と明らかにした。
FBIによると、容疑者は黙秘しており、動機は明らかになっていない。
容疑者は殺人罪を含む複数の容疑で起訴される見通しである。
トランプ(Donald Trump)大統領を含む当局者は容疑者を「極左」と呼び、政治的な理由でカーク氏を殺害したと主張しているが、容疑者がリベラル派であることを示す証拠は見つかっていない。
ユタ州知事は15日、関係者の話しとして、「容疑者の家族や友人は容疑者がネットサーフィンに没頭し、それに多くの時間を費やしていたと証言している」と声明を出した。
カーク氏は米国の現代保守主義を象徴する若手活動家であり、「ターニングポイントUSA(TPUSA)」を通じて大学キャンパスや若者層に強い影響を及ぼしてきた。その活動はリベラル派との激しい対立を生み、米国社会の分断をさらに際立たせる一因ともなっている。