◎被告がバスで死亡事故を起こしたのは2度目であった。
米ミシガン州デトロイトの市営バス運転手が歩行者をはねて死亡させたとして、懲役6カ月を言い渡された。現地メディアが3日に報じた。
それによると、実刑を言い渡されたのは同市営バスの元運転手ジェラルディン・ジョンソン(Geraldine Johnso、61歳)被告。
被告がバスで死亡事故を起こしたのは2度目であった。
被告の運転士するバスは昨年6月、デトロイト市中心部を走行中、歩道に突っ込んだ。67歳の女性がはねられ、搬送先の病院で死亡した。
この女性は毎日市バスを利用し、同市の交通局に勤務していた。
被告は無罪を主張。バスが意図せぬトラブルに見舞われ、暴走したと証言した。捜査当局が調べた結果、バスに異常は見られなかった。
被告は2015年にも男性をはね、休職処分となっていた。
裁判所は検察が提出した証拠に基づき、「被告はこの死亡事故の後も複数の事故を起こしていた」と指摘した。
現地メディアによると、被告は2015年の事故の後、体調不良を訴え、1年半以上仕事に復帰しなかったという。
労働組合は休職期間が長期に及んだため、懲戒処分を免れたと説明している。