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米加州シエラネバダ山脈で大規模雪崩、9人行方不明

。現地時間2月17日午前11時30分ごろ、同州トラッキー北方のキャッスルピーク周辺で雪崩が発生し、ガイド付きの15人グループが巻き込まれた。
2026年2月17日/米カリフォルニア州トラッキー、雪崩が発生した現場近く(ABCニュース)

カリフォルニア州のシエラネバダ山脈で発生した大規模雪崩を受け、行方不明となっているバックカントリースキーヤー9人の捜索・救助活動が続いている。現地時間2月17日午前11時30分ごろ、同州トラッキー北方のキャッスルピーク周辺で雪崩が発生し、ガイド付きの15人グループが巻き込まれた。当局によると、6人が救助され、残り9人が行方不明になっている。救助された6人のうち2人は負傷・病院に搬送され、4人も低体温症や打撲などの症状が見られるという。

捜索活動は強風を伴う冬の嵐の中で行われており、捜索隊は危険な積雪に直面している。山岳地域では1時間に10センチ以上の降雪が続き、ヘリコプターの運用も難しい状況が続いている。さらなる雪崩の危険性が高いとして、気象台が雪崩警報を発令した。救助隊はビーコン(発信機)を使った捜索を継続中、行方不明者がビーコンを所持している可能性に期待を寄せている。

15人は地元企業が主催するバックカントリーの3日間スキー遠征に参加していた。同社によると、参加者は同社が手配したフロッグレイク・バックカントリーハットに滞在し、往復約6キロの山岳地帯を自ら雪上移動しながら戻る途中で雪崩に遭遇したとみられる。

カリフォルニア州ネバダ郡の保安官事務所は当初、16人が巻き込まれたと発表していたが、その後15人に訂正した。救助隊には地元の消防隊員も加わり、50人余りの要員が現場に投入されている。捜索は18日も続けられているが、天候悪化や視界不良といった厳しい条件が作業を遅らせている。州間高速道路80号線は吹雪による視界不良のため一時閉鎖された。

専門家は今回の雪崩について、数日間にわたる大雪によって不安定な積雪層が形成されていたことが要因だと指摘する。シエラネバダ地域では雪崩が発生しやすい条件が続いており、気象台は自然発生および人為的誘発による大規模雪崩の発生可能性が高いとして注意を呼びかけていた。今回の遭難現場は標高約2286メートル付近で、同地域は積雪量が多く雪崩危険度が特に高い地点として知られている。

友人・家族らは行方不明者の安否を案じつつ、救助隊の活動に期待を寄せている。救助当局は悪天候の合間を縫って捜索範囲を広げる計画だが、依然として積雪と強風が捜索能力を制限している。

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