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米移民税関捜査局、アイオワ州デモインの教育長を拘束、不法入国

ロバーツ氏は1999年に学生ビザで米国に入国。2024年5月に裁判所で国外退去命令を受けていた。
米アイオワ州デモイン公立学校区の教育長(Getty Images)

移民税関捜査局(ICE)がアイオワ州デモイン公立学校区の教育長を拘束した。州教育委員会が26日、明らかにした。

それによると、イアン・ロバーツ(Ian Roberts)氏はガイアナ出身で、米国に不法入国し、就労許可がないにもかかわらず教育長として働いていたという。

ABCニュースは関係者の話しとして、「ICEの捜査員がロバーツ氏の車を取り囲んだところ、同氏は車を捨てて逃走した」と伝えている。

警察の協力によりロバーツ氏は発見・身柄を拘束された。

ICEによると、ロバーツ氏は拘束時、装填済みの拳銃、狩猟用ナイフ、3000ドルの現金を所持していたという。

ロバーツ氏は1999年に学生ビザで米国に入国。2024年5月に裁判所で国外退去命令を受けていたとのこと。2020年2月には武器を所持した罪で起訴されていた。

アイオワ州教育委員会の委員長は記者会見で、「ロバーツ氏は2023年7月にデモイン地区に加わり、20年間にわたり、全米各地区で教育指導的立場を務めてきた」と述べた。

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