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米ケンタッキー州UPS機墜落、死者13人に、行方不明者の捜索続く

墜落の原因は明らかになっておらず、連邦航空局(FAA)と国家運輸安全委員会(NTSB)が調べている。
2025年11月5日/米ケンタッキー州ルイビルの空港近く、UPS機が墜落した現場(U.S. Air National Guard/ABCニュース)

ケンタッキー州ルイビルのモハメド・アリ国際空港付近に運送会社ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)の航空機が墜落した事故について、当局は7日、これまでに乗組員3人を含む13人の死亡を確認したと明らかにした。

このうち1人は4日に緊急搬送され、治療を受けていたが、助からなかった。

UPS2976便は4日午後、離陸直後に墜落。地上でも大きな被害が確認された。

墜落の原因は明らかになっておらず、連邦航空局(FAA)と国家運輸安全委員会(NTSB)が調べている。

NTSBは5日の声明で、2976便のブラックボックス(フライトデータレコーダーとコックピットボイスレコーダー)を回収し、分析のためワシントンDCに送る予定であると発表した。

当局によると、地上で墜落に巻き込まれた3歳女児と成人男性の身元を特定したという。

ルイビル警察の担当官は6日の記者会見で、「捜査官が行方不明になっている9人の捜索を続けている」と明らかにしていた。

また担当官は「この9人は墜落現場にいたと考えられているが、はっきりしたことは分かっていない」と述べた。

FAAによると、2976便は4日の現地時間午後5時15分頃に墜落。NTSBは離陸直前に左翼から炎が上がり、左エンジンが外れ、空港のフェンスを越えた後、高度を下げ、構造物や地面に激突したと説明している。

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