スポンサーリンク
▽旅客機の乗客乗員64人とブラックホークの乗員3人全員が死亡した。
2025年1月30日/米ワシントンDC、アメリカン航空の旅客機と米軍ヘリが墜落したポトマック川(AP通信)

ワシントンDC近郊のポトマック川上空で旅客機と米軍ヘリが衝突した事故について、国家運輸安全委員会(NTSB)のホーメンディ(Jennifer Homendy)委員長は14日、事故原因の調査を進めていると明らかにした。

アメリカン航空の子会社「PSA航空」のボンバルディア製リージョナルジェットは1月29日の午後9時頃、レーガン空港に着陸しようとしたところ、米軍のH-60ヘリコプター(ブラックホーク)と空中で衝突。同機はカンザス州ウィチタからレーガン空港に向かっていた。

旅客機の乗客乗員64人とブラックホークの乗員3人全員が死亡した。

ホーメンディ氏は記者会見で、「ブラックホークの乗組員は衝突が差し迫っていることを察知できていなかったと可能性がある」と語った。

それによると、墜落の数秒前、ブラックホークの乗組員は高度計から高度に関する誤った情報を得た可能性があるという。

ホーメンディ氏は初期の報告書を引用し、「パイロットの1人は300フィート、もう1人は自分たちが200フィート地点を飛行していると思っていた兆候がみられる」と述べた。

またホーメンディ氏は「衝突時、ブラックホークが飛行していた正確な高度は調査中である」とした。

さらに、管制塔からブラックホークに対し、飛行機の後ろに向かうよう指示した通信は「パイロットが無線機のキーを押したのと同じ瞬間に管制塔から通信が入ったため、届かなかった可能性がある」とした。

ホーメンディ氏は「ブラックホークの乗組員は飛行中、暗視ゴーグルを装着していた可能性が高い」と述べた。

それによると、ブラックホークは墜落時、パイロットのために訓練飛行と暗視ゴーグルのチェックを行っていた。これはパイロットが特定の任務を遂行する資格を得るために合格しなければならない実技試験のひとつだという。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク