米国南部から北東部に「冬の嵐」接近中、大荒れの天気に
気象当局は1億2千万人以上の市民に注意を呼び掛けており、南部では氷雨や雪による交通麻痺、停電などの深刻な影響が懸念されている。
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米国南部から北東部にかけて強力な冬の嵐が接近し、広範囲で道路の凍結や積雪が予想されている。気象当局は1億2千万人以上の市民に注意を呼び掛けており、南部では氷雨や雪による交通麻痺、停電などの深刻な影響が懸念されている。
この冬の嵐は23日午後には南部に到達するとみられ、ダラスをはじめオクラホマやカンザスでは雪やみぞれになる見込みだ。24日にかけては気温が急降下し、厳しい寒さが予想されている。気温低下に伴い、テキサス州からアーカンソー州、メンフィスにかけて雪と氷が進行し、道路やインフラへの重大な影響が出る恐れがある。
南部の複数の州知事は緊急事態を宣言し、州の非常応答体制を強化している。テキサス州知事はみぞれや雪が「週末に危険な交通条件を引き起こし、インフラに影響を与える可能性がある」と述べ、住民に備えを促した。24日午後までには雪がジョージア州やノースカロライナ州、サウスカロライナ州にまで広がると予想され、現地ではさらなる警戒が必要とされている。
今回の嵐は南部にとどまらず、中西部や北東部にも影響を及ぼす見込みだ。中西部では22日から23日にかけて猛烈な寒波が到来し、ミネソタ州ミネアポリスやシカゴ、ウィスコンシン州などで氷点下30~40度近くまで低下する可能性がある。こうした極寒の条件下では、短時間で凍傷を発症する危険性が高まるとして、気象専門家は厳重な注意を呼びかけている。
さらに東部では23日夜には冷たい空気が到来し、ニューヨーク市やフィラデルフィアでも氷点下の気温が続く見込みだ。嵐は25日までに北東部を通過すると予想され、ワシントンDCからボストンにかけて15〜30センチの雪が積もる可能性がある。雪の量や正確な影響範囲はまだ不確定要素があるものの、広い地域で除雪や交通対策が求められている。
航空各社は異常気象による混乱に対応し、再予約手数料の免除などの措置を発表している。アメリカン航空やデルタ航空は影響を受ける便に対して乗客が追加費用なしで予約変更できる対応を取っており、ユナイテッド航空も対象都市での再予約を手数料なしで受け付けている。サウスウエスト航空は状況を注視しつつ必要に応じて運航計画を変更するとしている。
国土安全保障省も声明を発表し、停電や水道管破裂、道路閉鎖、空港での遅延・欠航など多方面の影響に備えるよう呼びかけている。厳しい寒さや凍結を伴う今回の冬の嵐は、南部から北東部にかけて広範囲での生活基盤と交通の混乱を招く恐れがあり、住民には備蓄や危機管理の徹底が求められている。
