米カリフォルニア州大規模雪崩、9人目の遺体収容
今回の雪崩は米国において、1981年以来最も多くの死者を出した山岳災害となった。
.jpg)
米カリフォルニア州シエラネバダ山脈で2月17日に発生した大規模雪崩について、当局は21日、行方不明になっていた9人目の遺体を発見・収容したと明らかにした。今回の雪崩は米国において、1981年以来最も多くの死者を出した山岳災害となった。
捜索と遺体収容は悪天候やさらなる雪崩の危険により一時中断されていたが、気象状況の改善を受けて再開された。現場にはカリフォルニア州兵やハイウェイパトロール、ネバダ郡保安官事務所の捜索救助隊など、複数の機関が参加した。遺体はブラックホークヘリコプターを用いて収容、ネバダ郡トラッキーの空港に搬送された。
雪崩が発生したのはカリフォルニア北部レイクタホ近郊のバックカントリースキーコースで、15人のグループが3日間の遠征を終えて下山中に巻き込まれた。雪崩は野球場ほどの広さの雪の塊となって斜面を駆け下り、グループを直撃した。これにより9人が死亡、6人が救助された。
亡くなったのは6人の女性と3人のプロガイド。女性たちは知人・友人とみられ、経験豊富なバックカントリースキーヤーだったという。ガイドはいずれも専門の指導者で、顧客と共に山岳地帯の雪上ルートを進んでいた。
雪崩発生当時は低気圧がこの地域を覆い、気象台は雪崩警報を出していた。しかし、参加者らはルートを進行したとみられている。このため地元当局は雪崩リスクを十分に評価しなかった可能性について捜査を開始している。ガイド会社の判断やルート選択、気象情報の取り扱いが焦点となっている。
収容作業は2次災害リスクを軽減するため、雪面を意図的に安定させる作業を行いながら進められた。救助隊は制御爆発や水を用いた雪面破砕などを実施した。現場一帯では航空機の飛行が制限されるなど、安全確保に努めた。
この事故を受け、シエラネバダ地域のバックカントリースキーに警戒が呼び掛けられている。当局は今後も原因究明を進めるとともに、同様の事故防止に向けて安全対策を強化する方針だ。
