コヨーテが9歳児の足に噛みつく、軽傷 米オレゴン州

事件はポートランド郊外で先週発生。自宅の庭でかくれんぼをしていた9歳児がコヨーテに足を噛まれ、軽傷を負った。

米オレゴン州ポートランドで9歳の子供がコヨーテに噛まれてケガをした。当局が29日、明らかにした。

それによると、事件はポートランド郊外で先週発生。自宅の庭でかくれんぼをしていた9歳児がコヨーテに足を噛まれ、軽傷を負った。

同局は声明で「9歳児と3歳児が自宅の庭でかくれんぼをしていたところ、コヨーテが9歳児に近づき足を噛んだ」と説明した。

また当局は、「9歳児は靴下を振りほどいて逃げ出した」と述べた。

コヨーテは9歳児を追いかけたが、玄関にいた父親がコヨーテに向かって叫ぶと逃げ出したという。

子供は地元の病院に搬送され、治療を受けた。ケガの程度は明らかになっていない。

オレゴン州魚類野生生物局は30日、調査官を現地に派遣したと報告。チラシやSNSを通じて住民に対し、野生のコヨーテに注意し、人に近づく個体がいた時は警察に通報するよう呼びかけた。

専門家によると、米国内におけるコヨーテの個体数は280万～500万匹と推定されている。個体数は増加傾向にあるとのこと。

コヨーテは適応能力が高く、都市部を含む米国のほぼ全域（ハワイ州を除く）に生息している。