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▽この便に航空保安官は搭乗していなかったため、客室乗務員が乗客に助けを求めたところ、退役軍人が男を取り押さえた。
米国の格安航空会社フロンティア航空の旅客機(AP通信)

米国の格安航空会社フロンティア航空の旅客機に乗っていた男が窓ガラスを叩き割ろうとしたとして拘束され、その後警察に逮捕された。テキサス州の捜査当局が6日、明らかにした。

それによると、事件はデンバー発ヒューストン行きの4856便で5日午後に発生。デンバーを出発してから約30分後、男が前の座席を蹴り始め、その後、窓ガラスを何度も蹴り、内側のガラスを砕いたという。

この便に航空保安官は搭乗していなかったため、客室乗務員が乗客に助けを求めたところ、退役軍人が男を取り押さえた。

退役軍人が男を取り押さえると、他の乗客が靴紐などを使って男を拘束。旅客機は午後10時20分、無事ヒューストンに到着した。

男を取り押さえた退役軍人はABCニュースの取材に対し、「男は狂ったように窓を蹴り、複数の言語を喋っていた」と語った。

それによると、男は足を負傷した後も窓を蹴り続け、最終的に内側の窓を蹴破ったという。他の客にケガはなかった。

乗客たちはヒューストン警察に男を引き渡した。

ヒューストン警察によると、管制塔から「機内で男が暴れている」という連絡が入ったため、要員を空港に送ったという。

ヒューストン警察は万一に備えて空港周辺にもパトカーを配備し、旅客機の到着を待った。

フロンティア航空は声明で、「男が他の乗客の命を危険にさらしたという報告を受けた」と述べた。

また同社は警察の捜査に全面的に協力するとした。

警察は男の身元を明らかにしていない。

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