◎現場はテラー郡クリプルクリークにある金鉱山。
2024年10月10日/米コロラド州テラー郡、事故が発生した金鉱山(AP通信)

コロラド州テラー郡の金鉱山で事故があり、1人が死亡、23人が救助された。地元当局が10日、明らかにした。

それによると、事故は9日午後に発生。ツアー中の観光客がエレベーターの不具合により、地下約150メートル付近で立ち往生したという。

現場はテラー郡クリプルクリークにある金鉱山。

テラー郡保安官事務所は声明で、「この事故により1人が死亡、23人が坑道内で立ち往生していた」と述べた。

その後、コロラド州知事が声明を出し、犠牲者と遺族に哀悼の意を表した。

知事によると、最初に12人が引き上げられ、10日早朝に子供2人を含む11人も無事救助されたという。

テラー郡保安官事務所の責任者は救出後の記者会見で、「閉じ込められた人々を一度に4人ずつ引き上げた」と述べたが、事故の詳細は調査中と説明するにとどめた。亡くなった1人の死因も不明である。

救助隊は地下150メートル地点で立ち往生したエレベーターを修理、ケーブルをチェックしたうえで、まず最下層までエレベーターを下ろし、その後地上に引き上げた。

現地メディアによると、この金鉱山は1986年に操業を開始。死亡事故が発生したのは今回が初めてとみられる。

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