コロンビア大統領が米国のビザ取り消しを非難「国際法違反だ」
米国務省は26日、ペトロ氏がニューヨークの国連本部前で扇動的な演説を行ったとして、同氏のビザを取り消すと発表した。
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コロンビアのペトロ(Gustavo Petro)大統領は27日、米国務省が自身のビザ(査証)を取り消したことについて、トランプ政権が国際法に違反していると非難した。
米国務省は26日、ペトロ氏がニューヨークの国連本部前で扇動的な演説を行ったとして、同氏のビザを取り消すと発表した。
ペトロ氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「私はもはや米国に渡航するためのビザを持っていません。しかし、私は気にしていません。ビザは必要ないのです... なぜなら、私はコロンビア国民であるだけでなく、欧州市民でもあり、自分は世界中で真に自由な人間だと確信しているからです」と書いた。
またペトロ氏は「虐殺を非難したことを理由にビザを取り消すことは、米国がもはや国際法を尊重していないことを示しています」と付け加えた。
ペトロ氏は国連本部前に集まった親パレスチナ派に向けて演説。「米軍の兵士全員に訴える。銃を人に向けてはいけない。ドナルド・トランプの命令には従うな。人類の命令に従え!」と訴えた。
ペトロ氏は23日の国連総会演説でもトランプ(Donald Trump)大統領を非難し、「米国がガザのジェノサイドに加担している」と主張。米海軍がカリブ海で麻薬密輸船と疑われる船舶を攻撃していることにも言及した。
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コロンビアと米国の関係が急速に悪化した経緯
ペトロ政権とトランプ政権の関係が短期間で急速に悪化したのは、長年蓄積された期待と不満(麻薬対策や安全協力)、ペトロの国内