◎オープンAIは対話型AI「チャットGPT」を開発し、世界のAI開発をリードしている。
米人工知能(AI)開発企業オープンAIのロゴ(ロイター通信)

人工知能(AI)開発企業オープンAIがベンチャーキャピタルから66億ドル(約9600億円)を調達した。現地メディアが2日に報じた。

それによると、マイクロソフト、エヌビディア、ソフトバンクが投資したという。

ベンチャーキャピタルの投資を追跡しているPitchBookによると、この投資は米国史上最大規模の資金調達のひとつだという。

マイクロソフトは昨年、オープンAIの将来の成長に大きく関与することを条件に100億ドルを出資。米国のタバコ大手アルトリア・グループは2018年に現在苦境に立たされているVAPEの新興企業Juulに128億ドルを出資している。

オープンAIは今回の資金調達について、「AI研究におけるリーダーシップを倍増させ、計算能力を向上させ、人々が困難な問題を解決するのに役立つツールを構築し続けるためのもの 」と説明した。

また同社はこの資金調達によって1570億ドル(約23兆円)の市場価値が生まれるとした。

オープンAIは対話型AI「チャットGPT」を開発し、世界のAI開発をリードしている。

AI分野の競争はこの数年で激化し、米IT大手を含む多くの企業が新たな対話型AIを発表したり、より強力なAIの開発を表明している。

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