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▽カナダを51番目の州にしたいトランプ氏は笑顔でカーニー氏を出迎えた。
2025年5月6日/米ワシントンDCホワイトハウス、トランプ大統領(右)とカナダのカーニー首相(ロイター通信)

カナダカーニー(Mark Carney)首相は6日、訪問先の米ワシントンDCホワイトハウスでトランプ(Donald Trump)大統領と会談し、「カナダが売りに出されることはない」と率直に語った。

カナダを51番目の州にしたいトランプ氏は笑顔でカーニー氏を出迎えた。

カーニー氏は先月末の議会選で最大野党・保守党に勝利。その後、トランプ氏に対し、カナダを51番目の州と公の場で呼ぶのをやめるよう求めた。

カーニー氏は記者会見で、今回の首脳会談を建設的と評価し、関税撤廃に向けた閣僚・実務者による協議が始まると語った。

トランプ氏は「素晴らしい会談だった」と述べ、カーニー氏を友人と呼んだ。

またトランプ氏はカナダとの関係について、「非常に強固になる」と述べた。

カーニー氏は選挙期間中、トランプ氏を何度も批判してきたが、大統領執務室では終始お互いを称え合い、敵意はほとんど見せなかった。会談は非公開で行われた。

トランプ氏がカナダが米国の一部になることについては話し合わないとしながらも、「素晴らしい結婚になるだろう」と述べ、諦めていないと示唆した。

カーニー氏は併合案をきっぱりと否定。「カナダは売り物ではないし、これからも売り物になることはないです」と語った。

トランプ氏は「絶対にないってことはない。絶対にないってことはない」と繰り返した。

トランプ氏はカナダとメキシコに対する25%の関税について、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)対象の製品に関しては発効を延期。自動車と部品、鉄鋼、アルミニウムに対する25%関税(全世界対象)は発動している。

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