◎週末から1日の間に欠航となった便は829便に達し、数万人が影響を受けた。
カナダ・ウエストジェット航空と整備士組合がストライキを終結させることで合意した。現地メディアが1日に報じた。
それによると、会社は6月30日遅くに声明を出し、「各路線が本格的に運航を再開するには1週間程度かかり、その間、混乱は続く」と明らかにした。
労組も公式ウェブサイトを更新。会社が示した暫定的な労働協約の投票は近日中に行われる予定であるとしたうえで、組合員に仕事に戻るよう呼びかけた。
航空機の運航を支えている約680人の整備士たちは6月28日、会社が労働協約の改定を含む要求を無視したと非難し、職場を離れた。
会社によると、週末から1日の間に欠航となった便は829便に達し、数万人が影響を受けたという。
会社は運航する旅客機を180機から32機まで減らし、利用者に謝罪した。
公営カナダ放送協会(CBC)によると、会社は契約初年度に12.5%の賃上げ、残り5年半にわたって23.5%の賃上げを行うことを約束したという。
中央政府は先月末、労使交渉が行き詰まったことを受け介入。拘束力のある仲裁命令を出した。
これは業務停止を回避する措置のひとつであり、主要インフラを担う会社に向けて出されることが多い。
会社は28日、労組が政府の命令に従うことを確認したと声明を出したが、整備士たちは同日、職場を離れた。