◎ウクライナにおけるカナダの軍事訓練ミッションは2月24日の侵攻開始前に中断された。
カナダ国防省は3日、ウクライナ軍の兵士に爆発物処理や移動式野戦病院の設置方法などを指導するために、イギリスに兵士を派遣すると発表した。
アナンダ(Anita Anand)国防相は記者さんに対し、「兵士最大225人を少なくとも4カ月間、イギリスの基地に派遣する」と説明した。
国防省のホームページによると、この訓練にはイギリス、オランダ、ニュージーランドの兵士も参加し、ウクライナ軍の兵士(主に新兵)に訓練を提供する。
訓練の内容は
▽戦場で使用する通信機器の取り扱い
▽移動式野戦病院の設置や運用
▽爆発物処理装置の取り扱い
▽医療キットの取り扱い
▽ナイトビジョンゴーグルの取り扱い
▽個人用保護具および装備の取り扱い
▽敵兵の監視および検出機器の取り扱い
など、多岐にわたる。
ウクライナにおけるカナダの軍事訓練ミッションは2月24日の侵攻開始前に中断された。
ユニファイア作戦(Operation UNIFIER)と名付けられたこの訓練は2014年のクリミア併合後に創設され、米国、ポーランド、デンマークなども参加している。カナダは2015年1月に加盟した。
カナダ政府によると、カナダ兵は3万人以上のウクライナ兵に訓練を提供してきたという。