カナダ首相、ウクライナの安全保障に関する米国の姿勢を称賛
ウクライナのゼレンスキー大統領は8月18日に訪米し、今回の米露首脳会談についてトランプ氏と意見交換する予定だ。
とプーチン露大統領(ロイター通信)-1.jpg)
カナダのカーニー(Mark Carney)首相は16日、ロシア・ウクライナ戦争終結に向けた協議が続く中、米国がウクライナに安全保障を提供することに前向きであるとの姿勢を示したことを歓迎した。
カーニー氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「堅固で信頼性の高い安全保障は公正で永続的な平和のために不可欠です。私は、有志連合の取り組みの一環として、米国がウクライナへの安全保障の提供に前向きである点を歓迎します」と書いた。
イタリアのメローニ(Giorgia Meloni)首相は16日、「前日に行われた米露首脳会談の中でウクライナへの安全の保証について話し合われた」と明らかにした。
メローニ氏は声明で、「重要なことは、ロシアの新たな侵略を防ぐための安全の保証である。今回、最も興味深い進展があったのはこの点だ」と述べた。
トランプ(Donald Trump)大統領はプーチン(Vladimir Putin)露大統領との会談の中で、ウクライナへの安全の保証について、加盟国が1カ国でも攻撃を受けた場合、加盟国全体への攻撃とみなして反撃するNATO条約第5条(集団防衛)に着想を得たイタリアの提案を強調したという。
メローニ氏は「この提案はウクライナが再び攻撃された場合に備えて、米国を含む全てのパートナーの支援の恩恵を受けられるようにする、集団安全保障条項の定義に基づいている」と述べた。
一方、ウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は8月18日に訪米し、今回の米露首脳会談についてトランプ氏と意見交換する予定だ。
カーニー氏は声明の中で、「トランプ大統領と米国のリーダーシップにより、ウクライナにおけるロシアの違法な戦争を終わらせる機会が生まれた」と述べた。