◎中国は歴史的根拠に基づいて南シナ海全域の領有権を主張しているが、これは2016年の仲裁裁判所で無効と裁定された。
カナダ政府がフィリピン当局の違法操業追跡を支援することになった。フィリピン政府関係者が16日、明らかにした。
それによると、この協定により、フィリピンの沿岸監視センターはカナダの船舶探知システムへのアクセスを許可されたという。
カナダのシステムは衛星技術を活用したもので、違法操業船が位置情報伝送装置をオフにしても追跡できる。
フィリピンの沿岸警備隊は南シナ海で違法操業を続ける中国の沿岸警備船や漁船が位置情報伝送装置をオフにして航行していると非難してきた。
AP通信はフィリピン外務省関係者の話しとして、「フィリピンとカナダの当局者は先週、首都オタワで開催された会合の中でこの協定に署名した」と伝えている。
中国は歴史的根拠に基づいて南シナ海全域の領有権を主張しているが、これは2016年の仲裁裁判所で無効と裁定された。
中国共産党は仲裁を拒否し、フィリピンの領海内で違法操業を続けている。