◎ロサンゼルス郡消防局が現場に入り、延焼を食い止めようとしている。
2024年12月10日/米カリフォルニア州ロサンゼルス郡郊外(AP通信)

カリフォルニア州ロサンゼルス郡郊外で発生した山火事について、地元当局は10日、炎がマリブの住宅地に迫っているとして、一部地域の住民に避難命令を出した。

マリブ市が9日遅くに出した緊急警報によると、火元はマリブのパシフィック・コースト・ハイウェイの北約5キロの地点。

ロサンゼルス郡消防局が現場に入り、延焼を食い止めようとしている。

ロサンゼルス郡とベンチュラ郡の山間部の風速は35メートルに達し、湿度は30%を下回っている。

ABCニュースによると、マリブの山火事は9日の午後11時前に報告され、焼失面積は10エーカー程度と推定されていたが、わずか1時間ほどで、100エーカー(東京ドーム8個分)に拡大したという。

消防はマリブ・キャニオン・ロードの東、ピウマ・ロードの南、およびセラ・リトリートの住民に避難命令を出した。

ロサンゼルスの国立気象局(NWS)は9日夜から11日朝にかけて山火事のリスクが劇的に高まるとして、広い範囲に山火事警報を出している。

米国の山火事シーズンは通常、10月末頃まで続き、11月に入ると落ち着くことが多い。

今年は11月に入っても季節外れの高温と乾燥が続き、山火事の発生リスクが高い状態が続いていたが、11月末に気温が急激に下がり、多くの山火事が鎮火した。

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