◎ルンドは「ライズ・アバブ・オーバー・ムーブメント」を共同設立。それを「新しいナショナリストの白人至上主義とアイデンティティ運動の戦闘可能な過激派グループ」と表現している。
米カリフォルニア州の白人至上主義グループのリーダーが13日、暴力を扇動した罪で懲役2年の実刑判決を受けた。
ロサンゼルス郡の連邦検事局によると、ロバート・ポール・ルンド(Robert Paul Rundo、34歳)は連邦暴動防止法に違反したことを認めたという。
同郡の判事は声明で、「憎悪と暴力は米国の価値観に反するものであり、コミュニティを引き裂くものだ。それゆえ、分断を助長する者たちから市民権と憲法上の権利を守ることが極めて重要である」と述べた。
検察によると、ルンドは「ライズ・アバブ・オーバー・ムーブメント」を共同設立。それを「新しいナショナリストの白人至上主義とアイデンティティ運動の戦闘可能な過激派グループ」と表現している。
ルンドと他の2人は2017年にカリフォルニア州の3つ地域で開かれた集会で暴力を計画、扇動した罪に問われている。
ルンドは2018年、カリフォルニア州の抗議デモとバージニア州シャーロッツビルの暴動で暴力を扇動したとして逮捕された。
ルンドは起訴が取り下げられた後に出国したが、昨年、検察が再度起訴したことを受け、ルーマニアから身柄を引き渡された。