米カリフォルニア州議員、警察官のフェイスマスク着用禁じる法案提出へ
この法案は「秘密警察禁止法」と名付けられ、警察官が身分を明示する情報を着用することを義務付ける内容となっている。
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米カリフォルニア州の議員が16日、トランプ政権の移民政策に反対するロサンゼルスでの抗議デモを受け、州内の警察官が顔全体を覆うマスクの着用を禁止する法案を提出する方針を表明した。
サンフランシスコ選出の民主党員であるウィーナー(Scott Wiener)上院議員とオークランド選出のアレギン(Jesse Arreguin)上院議員は16日、州内で活動する警察官が一般市民と接する際に顔全体を覆うマスクの着用を禁止する法案を州議会に提出すると発表した。
この法案は「秘密警察禁止法」と名付けられ、警察官が身分を明示する情報を着用することを義務付ける内容となっている。
ウィーナー氏はX(旧ツイッター)への投稿で、「秘密警察の行為が信頼を損なっているため、終わらせる必要がある」と書いた。
またウィーナー氏は「秘密警察が街中で非武装の一般市民を捕まえている」と述べた。
警察特殊部隊(SWAT)の装備や自然災害時(山火事など)に着用する医療用マスクは対象外となる。
また顔全体を覆う透明なシールドも顔を認識できるため対象外となる予定だ。
ロサンゼルスでは先週末、移民税関捜査局(ICE)の摘発作戦に抗議するデモが激化し、一部の暴徒が機動隊と衝突した。
ロサンゼルス警察によると、デモの規模は縮小しており、15日はデモが始まって以来、初めて逮捕者が出なかったという。