米加州の不妊治療クリニック爆発テロ、共謀者が拘置所で死亡

この事件は5月17日に発生。高級住宅街であるパームスプリングス中心部の不妊治療クリニック近くで自動車が爆発し、25歳の男が死亡、4人が負傷した。
2025年5月18日/米カリフォルニア州パームスプリングス、爆発に巻き込まれた不妊治療クリニック(AP通信)

カリフォルニア州パームスプリングスの不妊治療クリニック近くで発生した爆破テロについて、捜査当局は24日、テロ共謀罪などで起訴された被告が拘置所で死亡したと明らかにした。

この事件は5月17日に発生。高級住宅街であるパームスプリングス中心部の不妊治療クリニック近くで自動車が爆発し、25歳の男が死亡、4人が負傷した。

その後、男を支援したとされるダニエル・パーク(Daniel Park、32歳)が爆発装置の製造とテロ共謀罪で起訴された。

死亡した25歳の男は自動車のそばに倒れていた。

連邦捜査局(FBI)は声明で、パーク被告が24日にロサンゼルスのメトロポリタン拘置所で意識不明の状態で見つかったと明らかにした。

それによると、拘置所の職員が救命措置を施し、その後、消防が病院に緊急搬送したものの、間もなく死亡が確認されたという。

死因は明らかになっていない。

FBIが事件と事故の両面で捜査している。

パークは5月30日にポーランドで逮捕。6月3日にニューヨーク州のジョン・F・ケネディ空港に移送された。

当局によると、パークは手製の爆弾を作るために約80キロの硝酸アンモニウムをワシントン州シアトルからパームスプリングスに輸送したとされる。

硝酸アンモニウム(NH₄NO₃)は白い結晶性の固体で、アンモニアと硝酸を反応させて製造される。肥料として広く利用されており、爆発剤やロケットエンジンの推進剤としても使用されている。

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