◎容疑者は正面玄関から裁判所に入り、小さなバッグを放り投げた。バッグは罪状認否室前の床にぶつかり爆発した。
米カリフォルニア州サンタマリアの地方裁判所でIED(即席爆発装置)とみられる爆発物が爆発し、6人が負傷した。捜査当局が25日、明らかにした。
サンタバーバラ郡保安官事務所によると、これに関与した成人の男1人を逮捕したという。
同事務所は声明で、「男が所持していたIEDとみられる物体が爆発した」と述べた。
ABCニュースは関係者の話しとして、「容疑者は正面玄関から裁判所に入り、小さなバッグを放り投げた。バッグは罪状認否室前の床にぶつかり爆発した」と伝えている。
容疑者は車に向かって逃走したものの、保安官に取り押さえられた。容疑者の車内には銃器と弾薬が残されていた。
ABCによると、爆弾処理班が投入され、爆発物の残骸を回収したという。
警察は容疑者の身元を明らかにしていない。
この爆発で負傷した6人を受け入れた病院の広報担当はABCに、「6人の容態は安定しており、命に別条はない」と語った。
この事件を受け、裁判所は閉鎖された。現場から1ブロックほどの場所にあるサンタマリアの市庁舎も閉鎖されている。