ヒグマに襲われた女性ハイカー生還 米アラスカ州

事件は22日の午後3時頃に発生。女性ハイカーから「クマに襲われた」と通報が入った。

米アラスカ州の林道でヒグマに襲われたハイカーが救助された。アンカレッジ消防局が23日、明らかにした。

それによると、事件は22日の午後3時頃に発生。女性ハイカーから「クマに襲われた」と通報が入った。

ABCニュースは地元警察の話しとして、「ハイカーはアンカレッジ郊外の林道を移動中、ヒグマに殴られた」と伝えている。

消防によると、女性はケガの影響で身動きが取れなくなり、警察に通報後もその場にとどまったという。

女性は警察に座標を伝え、電話を切らずに指令室の指示を受け続けた。

指令室の担当者は女性に何らかの方法で大きな音を出し続けるよう促した。

警察と消防は現場に到着後、ドローンを飛ばして女性の位置を特定した。

女性は救助後、ドクターヘリで病院に搬送された。消防によると、命に別条はないという。

アンカレッジ市内にはツキノワグマとヒグマが生息している。地元当局は公園や林道を利用する際、ラジオ、鈴、拳銃、クマスプレーを携帯したり、犬を連れて行くなど、クマ対策を行うよう奨励している。