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米ブラウン大学銃撃・MIT教授殺害事件、容疑者死亡、自殺とみられる

容疑者はクラウディオ・マヌエル・ネベス・バレンテ(48歳)で、ニューハンプシャー州セイラムの倉庫内で遺体で発見された。
2025年12月18日/米ニューハンプシャー州セイラム、ブラウン大学銃撃事件の容疑者を捜索する警察関係者(ロイター通信)

ロードアイランド州のブラウン大学キャンパスで発生した銃撃事件とマサチューセッツ工科大学(MIT)の教授殺害事件について、捜査当局は19日、同一人物による犯行と断定したと発表した。

マサチューセッツ州の連邦検事は声明で、容疑者が計画的に複数の標的を襲撃したと明らかにした。

当局によると、容疑者はクラウディオ・マヌエル・ネベス・バレンテ(Claudio Manuel Neves Valente、48歳)で、ニューハンプシャー州セイラムの倉庫内で遺体で発見された。

遺体のそばには2丁の9ミリ口径グロック拳銃があり、いずれもレーザーサイトを装着されていた。さらに5本のマガジンと合わせて約200発に及ぶ弾薬、現金約900ドルも見つかっている。バレンテは銃を使って自殺したとみられている。

ブラウン大学での乱射事件は12月13日、期末試験期間中の教室で発生し、学生2人が死亡、9人が負傷した。担当検事はこの攻撃を「高度に計画的だった」とし、容疑者が複数の銃器や大量の弾薬を用意していたと説明した。現場教室ではバレンテが生徒らに向けて何度も発砲したとみられる痕跡が残されていた。負傷者の多くは軽傷との報道もあるが、複数が病院で治療を受けている。

その僅か2日後の15日夜、マサチューセッツ州ブルックラインの民家でMITの教授であるヌノ・F・G・ロウレイロ(Nuno F.G. Loureiro)氏が射殺されているのが発見された。検事はブラウン大学とこの教授が容疑者の標的だった可能性が高いとしながらも、なぜ両者が選ばれたのかについては不明だと述べた。

捜査官らは、容疑者の車内から見つかった3本のUSBメモリの内容を解析し、動機や他の標的の有無を探っているという。

この事件はブラウン大学の学生や関係者に衝撃を与えた。事件後、同大学とMITの関係者や学生らは哀悼と困惑の声を上げており、特に教授が銃撃されたことへの驚きと深い悲しみが広がっている。

また、両事件を受けて連邦捜査局(FBI)や地元警察が共同で捜査にあたり、ニューイングランド一帯での警戒を強化した。地元当局はバレンテが複数のナンバープレートを使い分けるなどして逃走を図ったとみている。

検事は「容疑者が他にも標的リストを持っていた可能性がある」と述べ、広範な捜査網を展開していたことを明かした。現在も弾道検査やDNA検査が進められており、事件全体の背景や詳細な経緯について当局が調べている。

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