ブラジルとカナダ、自由貿易協定の交渉開始に向け協議中
メルコスールはブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイの4カ国が参加する関税同盟。域内の関税撤廃や共通の対外関税の導入を目指している。
とブラジルのルラ大統領(Getty-Images/AFP通信).jpg)
トランプ関税に直面するブラジルとカナダが南米南部共同市場(メルコスール)とカナダ間の自由貿易協定の交渉開始を目指している。
プラゼレス(Tatiana Prazeres)貿易局長は15日、ロイター通信の取材に対し、「カナダ当局者が8月下旬にブラジルを訪問する予定である」と明らかにした。
カナダ政府は先月、トランプ米政権による相互関税で不確実性が高まる中、貿易先を多様化するための幅広い取り組みの一環として、メルコスールとの取り引きに関心を示した。
ロイターはカナダとブラジルの情報筋の話しを引用し、「カナダ政府の高官が8月25日に首都ブラジリアを訪問する予定である」と伝えている。
正式な交渉は9月下旬か10月初旬に開始される可能性があるとのこと。
メルコスールはブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイの4カ国が参加する関税同盟。域内の関税撤廃や共通の対外関税の導入を目指している。
ボリビアは2015年に、ベネズエラは12年に加盟したが、16年に資格停止となった。