◎ポラードさんの遺体は6日の午前10時頃、穴から数メートル離れた場所で見つかった。
米ペンシルバニア州当局は6日、ウェストモアランド郡近郊の住宅地にできた陥没穴から60代女性の遺体を引き上げたと発表した。
同郡の検死官はABCニュースの取材に対し、「収容した遺体は2日から行方不明になっていたエリザベス・ポラード(Elizabeth Pollard)さんであることを確認した」と述べた。
警察によると、ポラードさんの遺体は6日の午前10時頃、穴から数メートル離れた場所で見つかったという。
ポラードさんが最後に目撃されたのは2日の夕方。家族が3日未明に警察に通報し、その後、近くの民家のすぐ横で穴が見つかった。
ポラードさんの車は3日の午前3時前に発見され、一緒に飼い猫を捜しに行った5歳の孫娘が保護された。女児は氷点下の寒さの中、半日ほど車内に取り残された。
ポラードさんの死因は明らかになっておらず、検視のため、同郡の施設に搬送される予定。
この陥没穴はポラードさんが飼い猫を探している際にできたとみられる。警察はこの穴について、「古い鉱山に関連しているとみられる」と述べていた。
当局は陥没穴の入り口から横に数メートル離れた場所でポラードさんの遺体を見つけたと報告している。落下後、斜めに滑り落ち、目視で確認できない場所に入ってしまったとみられる。
当局は現在、このエリアに同じような空洞がないか確認している。現地メディアによると、土木工事の専門家が崩壊した穴を補強し、埋め戻しの準備を進めているという。