◎23年の米国の暫定的な乳幼児死亡率は出生1000人当たり5.61人で、22年と変わらなかった。
米疾病対策センター(CDC)によると、黒人の乳児の死亡率は白人よりはるかに高く、人種的・民族的格差が依然として存在することが明らかになった。
CDCと国立保健統計センター(NCHS)は14日に公表した報告書で、「乳児全体の死亡率は2022~23年にかけて横ばいであった」と述べた。
それによると、23年の米国の暫定的な乳幼児死亡率は出生1000人当たり5.61人で、22年と変わらなかった。
一方、黒人の乳児は白人やアジア人よりも高い割合で死亡しており、白人の乳児死亡率の2倍以上であった。
23年の新生児死亡率は1000人あたり3.65人。22年は3.59人であった。
新生児期は生後4週間以内。乳児は生後28日から364日までの期間を指す。
CDCによると、22年の乳児死亡率は約20年ぶりに大幅に増加したという。パンデミックの影響とみられる。23年は改善すると予想されていたが、ほぼ横ばいであった。