▽全ての貿易相手国に対する一律10%の関税は5日に、60カ国に対する追加の相互関税は9日に発効。中国の税率は104%である。
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米国の億万長者である投資家のアックマン(Bill Ackman)氏がトランプ政権による「相互関税」を批判し、ホワイトハウスにブレーキをかけるよう求めている。
トランプ(Donald Trump)大統領の壮大な「荒療法」が始まり、世界の株価、原油価格、投資家のテンションが下がる中、アックマン氏はソーシャルメディアへの投稿でトランプ関税を90日間一時停止するよう求めた。
全ての貿易相手国に対する一律10%の関税は5日に、60カ国に対する追加の相互関税は9日に発効。中国の税率は104%である。
中国政府は9日、報復措置として、米国の関税率を84%に引き上げた。
アックマン氏を含む多くの億万長者がトランプ氏に再考を促している。
アックマン氏はX(旧ツイッター)に投稿した長文の声明で、「関税を直ちに停止しなければ何が起こるかわからない」という悲惨な警告を発した。「大統領がすぐに関税を一時停止しなければ、多くの中小企業が倒産するだろう。次は中堅企業だ...」
またアックマン氏はトランプ氏の再選キャンペーンを支援した他の億万長者たちとともに、エスカレートする関税戦争に冷ややかな態度を示した。
トランプ氏は関税について、米国の競争条件を公平にするために必要と主張し、「外国の貿易と経済慣行が国家の非常事態を作り出している」と述べている。