◎CPAP装置は同じような問題を抱える数千万人が使用しており、欧米や日本で最も普及している治療方法のひとつである。
バイデン(Joe Biden)米大統領が睡眠時無呼吸症候群に対処するためにCPAP(シーパップ)療法を受けていることが明らかになった。現地メディアが28日に報じた。
CPAP療法は寝ている間の無呼吸を防ぐために専用の装置を顔に装着し、気道に空気を送り続けるもの。装置からエアチューブを伝って気道に空気を送る。
ホワイトハウスの報道官は声明で、「バイデン大統領は2008年以降、睡眠時無呼吸症候群であることを公表し続けてきた」と述べている。
米ABCニュースはホワイトハウスで記者団の取材に応じたバイデン氏の頬にCPAP装置の跡が残っていたと報じている。
バイデン氏は2008年に睡眠時無呼吸症候群であることを公表し、2019年の医療記録では鼻腔の手術を数回受けていたことも明らかになった。
バイデン氏の主治医であるオコナー(Kevin O'Connor)医師は最新の健康診断報告書で無呼吸症候群には言及していない。
CPAP装置は同じような問題を抱える数千万人が使用しており、欧米や日本で最も普及している治療方法のひとつである。
来年の大統領選で再戦を目指すバイデン氏は現在80歳。最新の世論調査によると、有権者の過半数がバイデン氏の高齢に不安を感じているという。再選を果たせば、2期目開始時の年齢は82歳、退任時は86歳だ。