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▽トランプ次期政権はバイデン氏の決定を覆す可能性が高い。
2016年3月21日/キューバ、首都ハバナ、バラク・オバマ大統領(当時)とラウル・カストロ書記長(AP通信/Ramon Espinosa)

バイデン(Joe Biden)米大統領がキューバの政治犯を解放するために、ローマカトリック教会が仲介した取引の一環として、キューバのテロ支援国家指定を解除する意向を連邦議会に通知した。ホワイトハウスが14日、明らかにした。

AP通信は政府高官の話しとして、「米政府が不当に拘束されているとみなす政治犯やその他数十人は、バイデン政権が終わる20日正午までに解放されるだろう」と伝えている。

バイデン氏は指定解除にあたり、キューバ共産党に科している経済制裁をいくらか緩和する予定だ。

オバマ旧政権は2015年にキューバとの国交を回復。翌年、経済制裁を一部緩和したが、後任であるトランプ(Donald Trump)氏はキューバに対する制裁を再開・強化。バイデン氏はこの4年間、それを維持してきた。

トランプ次期政権はバイデン氏の決定を覆す可能性が高い。国務長官に指名されているルビオ(Marco Rubio)上院議員は筋金入りの反キューバ派である。

故フィデル・カストロ(Fidel Castro)が政権を握った共産主義革命前の1950年代にキューバを離れた家族を持つルビオ氏は長い間、その制裁を強く支持してきた。

ルビオ氏は15日、上院外交委員会の公聴会に出席し、自身のルーツについても説明する予定だ。

トランプ氏は対キューバ制裁の強力な支持者であるカロン(Mauricio Claver-Carone)氏をラテンアメリカ特使に任命している。

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