▽ホワイトハウスによると、バイデン氏による返済免除はこれで500万人を超えたという。総額は1836億ドル(28兆9000億円)に達した。
バイデン(Joe Biden)米大統領は13日、全国の公務員など、約15万人が抱える連邦学生ローン(奨学金)を免除すると発表した。
その費用は約42億ドル(6600億円)。すべて連邦政府が負担する。
ホワイトハウスによると、バイデン氏による返済免除はこれで500万人を超えたという。総額は1836億ドル(28兆9000億円)に達した。
ホワイトハウスは声明で、「今回ローンを免除された約15万人のうち、8万5000人は学校に騙されローンを組まされた人々である」と述べた。
教育省も声明を出し、「13日の救済でバイデン政権の学生ローン免除は1836億ドルに達した」と述べた。
この措置は消防士、看護師、教師などの職業に就き、10年間ローンを支払い続けた人が対象となる。
バイデン政権により債務を免除された約500万人のうち、100万人以上が公職者向けの学生ローン免除プログラム(PSLF)を利用していた。PSLFによる救済額は800億ドル(12兆5800億円)にのぼる。
共和党だけでなく、ローンを完済した一部の民主党支持者もローン免除に不満を示している。