スポンサーリンク
▽メキシコの3月のインフレ率は前年比3.80%増。中銀の目標値である2~4%の範囲内に収まった。2月は3.74%であった。
メキシコ、首都メキシコシティ、中央銀行本店(Getty Images/AFP通信)

メキシコ中央銀行が10日、先月末の金融政策決定会合の議事録を公開した。

5人の委員はトランプ米政権による関税で経済の不確実性が高まっていると警告していた。

また中銀は今後の消費者物価指数(CPI)について、「不確実である」と指摘。インフレ圧力は続いているものの、改善していると付け加えた。

さらに、「米政権による経済政策の変更は、予測に不確実性を加えている」とした。

メキシコの3月のインフレ率は前年比3.80%増。中銀の目標値である2~4%の範囲内に収まった。2月は3.74%であった。

中銀のインフレ予測に変更はなく、理事会はヘッドラインインフレ率が26年第3四半期(7~9月)に3%を下回ると予想している。

また中銀は米国の通商政策をめぐる不確実性の結果、為替レートが下落、経済もさらに弱体化する可能性が高まったと指摘した。

中銀は先月、全会一致で政策金利を0.5%引き下げ、9.00%に設定。インフレを強調する一方、貿易摩擦と経済低迷により、不確実性が高まっていると警告した。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク