米30年物固定住宅ローン金利6.56%、低水準維持 25年8月
昨年の住宅販売は30年ぶりの低水準に落ち込み、今年に入ってからも低迷が続いている。
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米国の30年物固定住宅ローン金利が10ヶ月ぶりの水準に低下したものの、ここ数週間の水準に近い状態を維持している。
フレディマックは28日、30年ローン金利が先週の6.58%から6.56%に低下したと発表。1年前は6.35%であった。
低金利への借り換えを希望する住宅所有者に人気の15年ローンは先週から変わらず5.69%。1年前は5.51%であった。
住宅ローン金利は連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利に対する債券市場の反応など、いくつかの要因の影響を受ける。
高止まりする住宅ローン金利は2022年のパンデミック中に記録した史上最低水準から上昇し始めたことを背景に、22年から販売不振が続く住宅市場に圧力をかけ続いている。
昨年の住宅販売は30年ぶりの低水準に落ち込み、今年に入ってからも低迷が続いている。
今年の30年ローン金利は1月中旬に記録した7.04%に近い水準で推移してきた。
しかし、ここ数週間は低下傾向を示し、現在は24年10月(平均6.54%)以来の水準にある。
長期金利の代表的な指標となっている10年物国債利回りは28日正午時点で4.21%となっている。
30年ローン金利は10年物国債利回りの動きに緩やかに追随している。
トランプ(Donald Trump)大統領の利下げ圧力に直面しているFRBは先月末、市場の予想通り、5会合連続で金利を据え置いた。
エコノミストたちは今年の30年ローン金利が6%を下回ることはないと予想している。