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米30年物固定住宅ローン金利6.30%、5週ぶりに上昇 25年9月

住宅ローン金利は連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利に対する債券市場の反応など、いくつかの要因の影響を受ける。
売り家の看板(Getty Images)

米国の30年物固定住宅ローン金利が今週小幅に上昇した。上昇は5週ぶりである。

フレディマックは25日、30年ローン金利が先週の6.26%から6.30%に上昇したと発表。1年前は6.08%であった。

低金利への借り換えを希望する住宅所有者に人気の15年ローンも先週の5.41%から5.49%に上昇。1年前は5.16%であった。

住宅ローン金利は連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利に対する債券市場の反応など、いくつかの要因の影響を受ける。

7月下旬以降、FRBの金融政策決定会合で政策金利を引き下げるという見方が強まり、金利は概ね低下傾向にあった。

FRBは先週、1年ぶりに政策金利を引き下げた。

昨年の住宅販売は30年ぶりの低水準に落ち込み、今年に入ってからも低迷が続いている。

長期金利の代表的な指標となっている10年物国債利回りは25日正午時点で4.19%となっている。

30年ローン金利は10年物国債利回りの動きに緩やかに追随している。

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