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▽米国の住宅価格は上昇し続けている。金利上昇は消費者の購買力を押し下げる可能性がある。
売り家の看板(Getty Images)

米国の30年物固定住宅ローン金利が5週連続で上昇し、この8カ月で最も高い水準となった。

フレディマックは16日、30年ローンが先週の6.93%から7.04%に上昇したと発表。1年前は6.60%であった。

住宅ローン金利は金融機関が住宅ローンの価格決定の目安とする債券利回りの上昇を反映している。10年債利回りは昨年9月中旬の3.62%から16日時点で4.61%まで上昇している。

低金利への借り換えを希望する住宅所有者に人気の15年ローンも先週の6.14%から6.27%に上昇。1年前は5.76%であった。

米国の住宅価格は上昇し続けている。金利上昇は消費者の購買力を押し下げる可能性がある。

住宅ローン金利は連邦準備制度理事会(FRB)の金利政策決定に対する債券市場の反応など、いくつかの要因の影響も受ける。

24年11月の中古住宅販売件数は2ヵ月連続で増加したものの、住宅市場は依然として低迷しており、1995年以来最悪の低さとなる見通しだ。24年通年の住宅販売件数は来週発表される予定。

30年ローンの平均金利は昨年5月9日の7.09%以来の高水準となっている。

FRBが25年は2回しか利上げしないとの見通しを示して以来、金利は上昇している。トランプ新政権の関税政策はインフレに拍車をかける可能性がある。

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