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▽住宅ローン金利は連邦準備制度理事会(FRB)の金利政策決定に対する債券市場の反応など、いくつかの要因の影響も受ける。
売り家の看板(Getty Images)

米国の30年物固定住宅ローン金利が2週連続で低下したが、依然として7%弱にとどまっている。

フレディマックは30日、30年ローンが先週の6.96%から6.95%に低下したと発表。1年前は6.63%であった。

低金利への借り換えを希望する住宅所有者に人気の15年ローンも先週の6.16%から6.12%に低下。1年前は5.94%であった。

住宅ローン金利は金融機関が住宅ローンの価格決定の目安とする債券利回りの上昇を反映している。10年債利回りは30日昼の時点で4.53%であった。

米国の住宅価格は上昇し続けている。金利上昇は消費者の購買意欲を押し下げている。

住宅ローン金利は連邦準備制度理事会(FRB)の金利政策決定に対する債券市場の反応など、いくつかの要因の影響も受ける。

30年ローンの金利は昨年9月に一時2年ぶりの低水準となる6%強まで低下したが、その後は上昇を続け、金融機関がローンの価格決定の目安としている10年債利回りの急上昇と呼応してきた。

9月中旬に3.62%だった同利回りはインフレ率がFRBの目標値2%を上回り続ける中、2週間前に4.79%に達した。

堅調な米国経済とトランプ政権が打ち出す可能性のある関税やその他政策への懸念も債券利回りを押し上げる要因となっている。

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