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米30年物固定住宅ローン金利6.34%、2週連続で上昇 25年10月

住宅ローン金利は連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利に対する債券市場の反応など、いくつかの要因の影響を受ける。
売り家の看板(Getty Images)

米国の30年物固定住宅ローン金利が2週連続で上昇した。

フレディマックは2日、30年ローン金利が先週の6.30%から6.34%に上昇したと発表。1年前は6.12%であった。

低金利への借り換えを希望する住宅所有者に人気の15年ローンも先週の5.49%から5.55%に上昇。1年前は5.25%であった。

住宅ローン金利は連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利に対する債券市場の反応など、いくつかの要因の影響を受ける。

7月下旬以降、FRBが政策金利を引き下げるという見方が強まり、金利は概ね低下傾向にあった。

FRBは先月、1年ぶりに政策金利を引き下げた。

しかし、FRB議長はトランプ政権による利下げ圧力が強まる中、さらなる利下げに慎重な姿勢を示している。

昨年の住宅販売は30年ぶりの低水準に落ち込み、今年に入ってからも低迷が続いている。

長期金利の代表的な指標となっている10年物国債利回りは2日正午時点で4.10%。先週は4.19%であった。

30年ローン金利は10年物国債利回りの動きに緩やかに追随している。

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